Orange Topaz~初恋と宝石~【kazu.N】
第61章 気を使わせて…~苺~
今日は
カズ『NO! 残業day!』
基本落ちついたテンションのカズくんが……
(子供みたいだったな(笑)。でも分かるな……私の場合『運動会少しなら』『遠足もOkだよ!』ただし無理は……)
体弱くて、皆と同じ事が中々させてもらえなかった私……
『〇〇出来るよ』って言われた時と同じ気持ちかな?
それに明日から週末
連休だもの
うん! テンション上がるよね?
帰ってこないな…… 5時《PM17:00》に終わるって言ってたのに…… 皆と飲んでるのかな?
それに
私の最近の態度
褒められたもんじゃないもんね?
帰って来ないとか
どうこう言える立場じゃないんだ……
総合商社に勤務
営業マンのカズくんは
普段は忙しいから、遅くなることも結構あって
だからこそ、早く帰ってくるかも!
って
一度盛り上がってしまった気持ち……
涙が滲んでくるほどに…… テンションだだ下がりで……
こんな家…… 帰って来たくないよね?
って思って
チョッと泣きそうになってたら……
ーピンポーン! ー
のん「カズくん?」
違う人の可能性だってあるのに…… もう……
(カズくんだ!)
思い込み…… カズくんだといいな……
もうどうにもならなくて……
インターフォンで確認
カズ『のんちゃーん!』
帰って…… 来てくれた!
もうそれだけで充分!
急いでエントランスの鍵を解除して、部屋のベル鳴った瞬間に
勢い良くドア開けちゃったんだけど……