Orange Topaz~初恋と宝石~【kazu.N】
第36章 一歩踏み出す勇気~苺~
〔トゥルル、トゥルル、トゥルルル~、ルルルルルルルルル~……〕
〔トゥルル、トゥルルル~トゥルルルツ~トゥツルルル~……〕
〔トゥルル~トゥルルル~、トゥルルル~トゥルルル~……〕
ガンバる! と言おうって思った時に、鳴った携帯メールの着信音が
三つ同時に鳴って……
結衣は、小悪魔王子様の着信音2006コンサートの可愛い振り付けソロ
亜子は、魔王様のドラマ着信音
私は大好きな王子様、執事様のドラマの着信音
画面確認して三人で同時に叫んでしまった!
のん.亜子.結衣『カズくん(ヤマトさん)(タケルさん)と、そのお友達と集る?!』
〈今度カズと友達四人と集まるから! のん‘ちゃん、亜子‘ちゃん、結衣“ちゃんも参加してね! 〉
ヤマトタケルから同じ文
ヤマトは私と亜子に
タケルは私と結衣に
慌ててカズくんにメールしようとしたら
〈のんちゃん! 友達が会いたがっててさ楽しみだね! じゃまた! 〉
カズくん? かっ軽いノリ!
決まり……みたい……
結衣「タケルさんからメール! 保存しなきゃ!」
結衣嬉しそう…… 若干涙ぐんでる
亜子「あたしも……」
亜子も…… ヤマトにいの事意識しているね…… ケンカしてばかりだけど……
カズくんに会いたいけど……
お友達も一緒? 恐いけど……
亜子と結衣の恋の為…… 頑張るかな!
神様! 一歩踏み出す勇気を下さい!
メール表記‘&"違いについて
*‘ちゃんタケルのみ
*“ちゃんヤマトタケル二人