第36章 一歩踏み出す勇気～苺～

　亜子.結衣『で？』

（亜子と結衣ハモってるし……）


　カズ「『のんちゃん……　大好きです。俺と付き合って下さい』？」

　亜子「何故疑問系なのよ？」

（亜子怖い……）

　結衣「のんちゃん何怖がってるの？」

（結衣なにげに鋭いよね……）


　亜子「のんずっと憧れていたんでしょ？」

（亜子、口悪いけど優しいね……　結衣も頷いてる）

　のん「幸せになって良い？　カズくんは良いって『俺といたら幸せになる!』って言われたの……　どうしよう！　本気かな？」

　亜子「嘘で言う訳ないでしょ!　嘘だったら私が許さない!」

　結衣「勇気だして一歩踏み出して!」

（……亜子､結衣……）


　嬉しかったの


　結衣「パパさんとママさんの気持ちも理解出来るし、理解した。って話てくれたじゃない」

　亜子「でも、一緒にいて欲しかった……　って思いがあるのも分かるよ」

　結衣「のんちゃんは望まれて生まれて来たの!　幸せになって良いの!」

　亜子「カズさんを信じて！」

　のん「ありがとう……」

（感謝だね……　ガンバ……）