Orange Topaz~初恋と宝石~【kazu.N】
第32章 告白①~苺~
カズくんは優しく相槌を打ちながら、私の涙を拭ってくれながら聞いてくれたの
のん「その後、私暫くイライラと反抗的な態度で…… パパが根気強く話すまで毎日『どうした?』って。打ち明けたら涙流して謝られて…… 愛し合って生まれて来たんだっ。て分かって…… 拘り、燻ってたモヤモヤが消えたんだけど……」
カズ「心配の度合い。『溺愛』には少し参ってる? でしょ?」(笑)
(な、何で分かるの? カズくん?)
カズくんてば、腕で口元を隠して、くふふって笑ってる
(カズくんクセ…… だよね)
ちょっとムッってしたら
カズ「ほらほら、可愛いお顔が台無しですよ。お口ムッってしないの!」(笑)
私のほっぺたを撫でてニコニコ
のん「カズくん目悪いのね」
カズ「い~え。両目1.2位ですよ! 可愛いから可愛いの! (笑)」
(カズくんも子供扱い…… いいもん)
話戻そう……
フンッ!
のん「結局、私ずっと皆に守られてるの。パパとママはずっと繋がって居て、おにい達の通ってた保育園には多分ママ? が担任だったし。見守られてたの」
(カズくん。ズルいよ!)
優しく髪撫でてくれているの……
キュンってするの……
って
(照れてる場合じゃない!)
のん「今までずっと…… パパとママの親戚同士で、相手がっ…… て揉めて一緒になる事諦めてたんですって…… ママの親戚に悪い事したって…… 謝られちゃって。ママは若くて、経済的にパパに託した方がって。決して見放したんじゃないって…… 私身体弱いから治療費用とか現実的にね……」
カズ「お母樣は、のんちゃんの幸せを強く希望んだんだね」
その通りなの
のん「カズくん、でも私ママに一緒にいて欲しいって…… 我が儘なの。一層の事、存在を感じさせないでいてくれたら。卒園後も誕生日にはプレゼント届いたり。おにい達が会いたがっている、ナツいてる。って理由で時々交流あったし。今なら分かるけど…… 色んな事情があったんだって」