Orange Topaz~初恋と宝石~【kazu.N】
第31章 告白②~K~
のんちゃんのお父樣は何も聞かないで、のんちゃんを引き取った事。一枚だけお母樣との写真がある事。彼女はお母樣の顔に似ている人が身近にいて、名前が一緒な事
父方の親戚に話を聞き、母方の親戚の事を聞き出して
会いに行った事を話してくれたんだ
のん「パパの親戚は勝手だって…… 言い方で、ママの親戚は私が幸せになる様に…… パパの元で暮らした方が…… って悩んだ末にパパに託したんだって…… 言い方で」
溢れる涙を拭おうと、俺の手から離れて行きそうなのんちゃんの小さな白い手……
逃がさない……
空いた手で左手の親指で涙を拭いてあげた……