Orange Topaz~初恋と宝石~【kazu.N】
第20章 切に願う~K~
まぁ兄と妹だからどうにもならないよな
(結衣ちゃんの思いなんとかしてあげたなぁ)
てか、まずのんちゃんにアピールしなきゃ
ぐるぐる考えている内に
尊大『分かった。のんちゃんが安心出来る様に第三者に説明して貰おう?』
お父樣の言葉に
のん「分かった……」
のんちゃんが呟いていて
ヤマト「な? 心配ないって言ったでしょ?」
ヤマトの言葉に
お父樣の言葉に
大丈夫かな?
勘違い? かな?
って少しだけ安心した表情で電話を切ると、ふわりと微笑んだんだ
(のんちゃん思い過ごしだよ)
イヤ、そうあって欲しい……
切に願ってなきゃいられなかったんだ……