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Orange Topaz~初恋と宝石~【kazu.N】

第19章 見えて来た関係性②~K~


 う~ん

 勘が鋭いのも、時に邪魔……

 のんちゃんは、お父樣に繰り返し質問している

 可哀想にどうしても納得がいかないのか

 のん「パパも、おにい達と一緒で私の事子供扱いするもん!」

 すると

 スピーカーから聞こえたお父様の声

 尊大《タケヒロ》『のんちゃんパパ達の事信じられないのかい?』

 という言葉に瞳を揺らすのんちゃん……

 心配そうに、会話を聞いている亜子ちゃんと結衣ちゃんにヤマトが

 ヤマト「亜子か? のんを焚き付けたの?」

 亜子「バカな事言わないで下さい! ヤマトさん達でしょ? のんに不安を抱かせる事ばかり言ってるの!」

(この二人、似たもの同士で何だかんだ気が合うんだろうなぁ。小気味の良いテンポでやりとりしているし。亜子ちゃんヤマトが好きなんじゃねぇかな? 多分)

 ヤマトだけに色々言ってるし……ね? 

 タケルを見ると、結衣ちゃんを傷つけた事を気にしてか結衣ちゃんにコーヒ―を入れてあげているし

(この二人はぎこちないけど、結衣ちゃんは嬉しそうに、ほっぺたを桜色に染めてカップを両手で持ってタケルを見つめている)

 そう言えば、ヤマトタケルの家に初めて来た……あの日も亜子ちゃん結衣ちゃちゃんの誕生日に呼ばれていて

 カズ『仲良いんだな』

 と言うと

 ヤマト『生意気な奴何だけど、のんの一番の仲良しだからさ、妹みたいなもんなんだよね』

 と言ってだけと、ハツキリしている亜子ちゃんは特に気に入ってるぽかったしな

 タケルは……可愛いとは思っているけど…… 結衣ちゃんの思いには気づいていて、でものんちゃんを……

 結衣ちゃんも分かっていて、伝えられなくて……

 のんちゃんも結衣ちゃんの思いに対し、申し訳ないと思っている……

 タケルの奴の思いの方向がのんちゃんに向いてるのが……

(妹……だろうが!) 


 う~んどうしましょうかね?
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