Orange Topaz~初恋と宝石~【kazu.N】
第86章 過去の自分消す事出来たら良いのに…~K~
やっぱりカズくんに助けられちゃった
亜子と結衣の事を。って想いながら……
冷静に話をする事が出来なくて、却って事を悪化させたんじゃないかって……
本当は分かってるのに。ヤマト兄ぃタケル兄ぃも身内贔屓じゃないけれど、本当に女の子には自分からアピールしなくたって向こうから……
そういう恋愛しか、してるの見た事無かったから
だからこそ尚更、亜子と結衣を本気で愛しているんだって……
分かってるのに……
『人前でのアピールなんじゃないの?』
とかバカな事……
カズ『のんちゃん、不安にさせてゴメン。後でお話ししよ? 入って来なよ!』
ヤマト.タケル『亜子.(結衣)?!』
カズsid
のん「カズくんは、ヤマト兄ぃと、タケル兄ぃに付いて来た時点でこうなるって…… 分かってたの? だから亜子と結衣を呼んでくれたの?」
カズ「チョッと違うかな?」
のん「チョッと違う?」
実はですね。昨日の話し合いの後
カズ『明日(今日)デートしましょ』
って約束をしてですね……
カズ「のんちゃん、せっかくのデートだよ? 他のトコ行かない?」
のん「何で? 私カズくんの育った街見たいもん!」
(何が楽しくてせっかくのデート見慣れた場所ナンか……)
ブツブツ俺が言ってると
のん「カズくん、可愛い喫茶店があるよ!」
と、小悪魔苺ちゃん
その喫茶店に入り苺ちゃんはアイスコーヒー、俺はホット
カズ「苺ちゃん寒くない?」(11月)
のん「大丈夫! カズくん、昨日の話し合いは、亜子と結衣が、部屋に入って来る前に、兄ぃ達が話た事が"答え" だもんね? あの後4人は『信じなくてゴメンなさい』って謝り合って、仲直りしてたし…… カズくんが居てくれたから丸く収まったんだよね? ありがとう」