Orange Topaz~初恋と宝石~【kazu.N】
第85章 相手を深く愛してるから~K~
のんちゃんが
のん「私達と一緒? ヤマト兄ぃ、タケル兄ぃも不安なの? カズくんも? ヤマト兄ぃの、亜子への束縛みたいなのが凄い。タケル兄ぃが、結衣への過保護振りが凄い。って話したばっかだったのに…… どういう事なの? 亜子『ヤマトさんの帰りが遅くなっている』 結衣も『タケルさんの方から別れを切り出されたらどうしよう?』って……人前でのアピールとか、 恋が実る迄とかの……優しさ……それだったら……期待させたりしなければ良かったのに……」
のんちゃんの言いたい事、分かるよ…… それはキッと、ヤマトタケルも
過去の愚かな自分事を…… 責められているみたいだ……
ヤマト「のんにそう言われても仕方ないけど、亜子は違う! 人前でのアピールとか。恋が実るまでとかの女性じゃない。永遠に愛する女性だ! だからこそ不安で…… 帰りが遅いのは本当に…… この時期は患者さんの数が…… 束縛し過ぎて逃げられたくなくて……」
タケル「のんちゃんに責められても仕方ないよな? 結衣ちゃんは違う…… 本気で愛している女の子なんだ…… 俺の方がいつ結衣ちゃんに捨てられるかって不安で…… あまり過保護にすると逃げられちゃうんじゃないかって……」
カズ「のんちゃん、不安にさせてゴメン。後でお話しよ? ねぇ入って来なよ!」
のん「カズくん?」
ヤマト.タケル「亜子.(結衣)?!」