Orange Topaz~初恋と宝石~【kazu.N】
第83章 信じてるけど…~檸檬~.~杏~
ー3人娘の シェアハウス-
亜子「のん、変わったね。そんな風に自分の気持ちをハッキリと表せるようになって」
のん「カズくんのおかげなの。すぐ言葉を飲み込んちゃう私に 『のんちゃんゆっくりでいいから、少しずつ自分の気持ちを出すようにしよ? 俺が聞いてあげるから。どんな事でもいいんだ』って…… カズくんが私を、成長させてくれたの。否定せずに、認めて、信じてくれて」
結衣「私もタケルさんを信じてる…… けど私が体調優れなくて…… そういう時、私の悪い癖でほとんど何も喋らないで、凄く不機嫌な様子見せちゃって。 私前に『私と別れて下さい』なんて言っちゃったけど、もしタケルさんから切り出されたら…… 私冷静ではいられない。 タケルさんが私の事想ってくれてるって…… 今は感じられるけど…… 今のままじゃ私…… 別れるなんて出来もしないのにっ! 言われたら取り乱しちゃう。タケルさんが…… その時冷静だったのって……」
亜子「タケルさんが、結衣に愛想尽かし掛けてるって事? それは無いよ! でもそれを言ったらあたしだって…… 最近落ち着いて来たけど…… やっぱり体調悪い時は当たっちゃって…… きっとヤマトさん呆れてるよね? 最近では帰って来る時間遅くなって来たし…… 私もヤマトさんを信じてるけど……ヤマトさんが私を信じてるか? となると自信が無いの……」