Orange Topaz~初恋と宝石~【kazu.N】
第82章 信じて…~K~
のん「ぇ? 私…… 無理! カズくんの気持ち……」
カズ「のんちゃん、母さんか姉ちゃんに何か言われた?」
途端にちっちゃく息を飲んだのんちゃん
ヤッパリ……
カズ「のんちゃんの美点でもあり、時に使っちゃいけない場面で使っちゃいけない癖だよね? 遠慮ってさ」
のん「カズくんが一人の女性を愛する様になるとは…… って和花ちゃん……」
姉ぇ~ちゃ~ん!
のん「和花ちゃんが『カズに少し不振を抱いた時に聞く歌は?』って『赤色王子様が正義のヒーローの時の歌』って答えたの」
だから姉ちゃん
和花『のんちゃんBGMに正義のヒーローの曲…… オルゴール掛けてたよ。カズ…… ゴメンね……』
不思議な事言うなぁって思ってたけど…… そういう事かぁ
苺ちゃん《信じたい.信じていい? .信じてる》そんな思いでいつも聞いてたの?
カズ「のんちゃん俺…… 誉められたもんじゃ無い生活して来ました。『信じて』下さい。俺にはのんちゃんだけ……』
のん「カズくんゴメンね。泣いちゃったから…… 和花ちゃんの質問が不審を抱いた時だっただけで、確かに前は『信じたい』って時に聴く事が多かったけど…… 和花ちゃん『カズはのんちゃんの事心から愛してる。『信じる』に値する男、バカな事言ってゴメンね』って。だからカズくんの事『信じてる』の意味でBGMを流したの。それにカズくんがモテるの当たり前だものカッコいいから! 昔は昔! 今私が『信じてる人』は私の傍に居てくれるから!」