第83章 信じてるけど…～檸檬～.～杏～

　ビックリした……

　亜子と結衣が、こんなにも悩んで苦しんでたナンテ

　二人が何気ない感じで

　亜子.結衣『カズさんと仲直り出来た？』　　　

　って感じで聞いて来たから

　のん「カズくんが特殊なの。あんなにもストレートに言葉を紡いでくれる人、今時の男性には居ないよ……」

　って……


　ヤマト兄ぃ、タケル兄ぃ、何やってんの？　


　のん「亜子、結衣…… ヤマト兄ぃタケ兄ぃを信じて……」


　言い掛けたは良いけど……

　もしかして？　


　のん「もしかしたら……　亜子と結衣が不安を抱いている様に、ヤマト兄ぃ、タケル兄ぃも同じ様に不安抱いてるんじゃないのかな？　だって、ついこの間じゃない。あの二人の、亜子と結衣への溺愛っぷりがスゴいって話ししたの」

　亜子.結衣『のん（ちゃん）……』


　いつも明るくポジティブな亜子が、こんなにも…… 弱々しく、儚げで自信無さげなのは見た事が無くて


　結衣は（私と同じ）、物事の考え方に否定的な所もあるけど、ここまで自分を卑下……　自分の方に原因があるって


　のん「とにかく心配ないよ｡ ヤマト兄ぃは亜子が大好き!　タケル兄ぃは結衣が大好き!　それだけは間違い無いんだから!」


　亜子、結衣いつも助けてくれる……

　ありがたいって感謝してるの……

　だから


　ヤマト兄ぃ.タケル兄ぃに確かめなくちゃ……