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Orange Topaz~初恋と宝石~【kazu.N】

第82章 信じて…~K~


 うん分かるよ

 カズ「うん分かるよ」

 瞬間、涙に濡れた大きな美しい瞳を益々大きくして、ビックリ顔で俺をじっと見つめてくるのんちゃん

 あぁ可愛いなぁ……


 のん「おやすみなさい…… カズくん」

 ぇ? 

 カズ「あ! まってまって! のんちゃん!」

 のん「カズくん可哀想……」

 俺が可哀想? 

 俺がちょっとばかし人の気持ちが時に分かる、見えちゃうコト? かな? 

 カズ「苺ちゃんありがとう」


 それがね、相手の良いトコや言葉に対してだけなら良いけど……

 逆の場合もある訳で

 大抵の人が『凄いですね』とか『怖い』とか 言うんだよ

 それをのんちゃんは……

 見え過ぎるのは、苦しい事の方が多いんだよ…… ってトコのんちゃんは気付いてくれてて……

 俺…… 幸せだぁ


 苺ちゃんの華奢な身体を抱き締め…… ユラユラ……

 髪にKiss…… 頬に…… 目元に…… 涙の雫

 Kissを落とした瞬間

 聞く事があったって思い出して

 幸せに浸ってる場合じゃなかった

 のんちゃんが

 俺がいつもと違う事気が付いてくれた様に……

 身体を離して…… ジっ……














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