Orange Topaz~初恋と宝石~【kazu.N】
第11章 大切な妹~K~
カズ「覚えてるよ! 家に遊びに来ない? って誘われて行ったら、妹ちゃんの誕生日パーティーするから一緒にお祝いしてあげて! だぜ(笑)衝撃的で覚えてるよ」
(すげぇ溺愛だなぁなんて思っちゃてさ)(笑)
3月初めでさ1ヶ月後の春休みに引っ越してしまったんだよね
タケル「だってのんちゃんは可愛いいもん! 沢山の人から祝福してあげて欲しくてさ!」
(……なんかタケルの気持ちはヤマトと少し違うんだよな。おいおい妹だぜ……)
ヤマト「のんの身体、俺が治すんだ! と思って医者になったんだ。タケルも彼女の気持ちに寄り添えたらと心理カウンセラーになったし」
(ゴメンなさい……溺愛とか思っちゃて)
カズ「のんちゃんか。小学5年生の11才だったよね。今は……えっと、22才? 会いたいなぁ」
何気なく言ったんだよ?
なのにタケルが激しく反応してさ
タケル「カズとのんちゃん会わせたくない!」
(馬鹿か! そんな気ねぇよ! 友達の妹だぜ)
ヤマトも渋い表情で、俺の携帯の番号知りたくて、ほかの友達に聞いたら俺が
友人『不特定多数の女性としか付き合って無い!』
と、ほざいたとか
まぁ、一人に縛られたくないしその方が楽だから……間違っちゃねぇんだけど、ムカつく奴だなぁ。後で〆てやる!
カズ「心配要らねぇよ。それより二人共のんちゃんの為に偉いな……」
心から呟いた時、玄関のチャイムが鳴ったんだ……