Orange Topaz~初恋と宝石~【kazu.N】
第72章 家族の愛~苺~
ママ……亜子と結衣が落ち着くのを待って……
ママなのかカズくんなのか……呼んだのだろう……病室に入って来た看護師さんに二人を託すと
ママは涙しているカズくんの傍に……彼を抱き締めると
りん「大丈夫よ……きっと良い方向に進むから……いつものんちゃんの事をありがとう」
カズ「お義母さん……」
その間も、私の髪をずっと撫でていてくれたパパ……ふと目が合って。私が微笑むと……
ママとカズくんの傍に行き二人を抱き締めて
尊和「皆で頑張ろう……!」
カズ「お義父さん……」
その様子を見つめながら、亜子と結衣を見ると
二人も、パパとママとカズくんを見てて……
次に私と目が合うとニコッて笑ってくれて
ーコンコンー
控えめなノックと共に入ってきたのは……
ヤマト兄ぃとタケル兄ぃ……私を見て……
次に亜子と結衣を見つめて……
兄ぃ達は私に頷いてみせると
ヤマト.タケル『遅くなってゴメンね……一人にして……亜子.(結衣)』
亜子はヤマト兄ぃに、
結衣はタケル兄ぃに抱き付くと……
泣いちゃって……パパはママを……
のん「カズくん……」
カズ「のんちゃんは俺が……ね?」
いつもの調子に少しだけ戻ったらしいカズくんに……
抱き締められたの……