第26章 ウィンターカップ〜桐皇VS誠凛〜前編
それは細かいフェイクからお互いの手を読みあった、限り無くリアルなシュミレーション
お互いが相手の力量を正確に捉えられる実力があってこそ出来ること
笠松「そして、試合中の1on1は実力だけでなく、シチュエーションも大きく左右する
全てを踏まえた火神は自分が負けることを察知した」
黄瀬「そしてターンオーバーからの失点って言う、最悪の事態を未然に防いだってわけっスか」
氷室「自分の不都合を受け入れる冷静な判断は、時として勝敗以上に大きな意味を持つ」
景虎は、ふぅっと息を吐き出した
景虎「前のアイツなら闇雲に突っ込んで終わりだったが…まぁなんだ?お前も成長したって事だよな?」