第26章 ウィンターカップ〜桐皇VS誠凛〜前編
いや、お前は“変わってしまった”僕達に早々に見切りをつけたからこうなったんだな
赤司「お前は狡いな」
『それ他の奴らにも言われた』
カラカラと変わらない様子で笑う
赤司「それだけ本気って事だ」
『何がだよ?』
訝しげに青眼の目が細められる
やっぱり分かっていない
いや、分からない振りをしているのか…?
赤司「…僕にも分からない」
『何が?征十郎に分からない事が俺に分かるとは思えねぇけど』
赤司「の事がだ」
『は?俺?俺は簡単だぜ?』
そう言いながらは笑う
赤司「分からないのは…心だよ」
『は?心?』
キョトンとした様に僕を見てから僕にニッと笑う
『ウィンターカップで日本一になる!それが今の心だ』