第26章 ウィンターカップ〜桐皇VS誠凛〜前編
赤司「クソっ…!」
“駒が欲しいですもんね?”
その言葉がグルグル回る
僕は何処で間違えてしまったんだ?
赤司「…いや、僕が間違えるはずなんてない!僕は正しい!」
思いっ切りかぶりを振る
それでも何故か言葉が消えない
『征十郎…頑張りすぎだ』
赤司「!!?」
バッと振り返っても居なかった
赤司「はぁ…」
ポロッと何かが落ちる
ふと空を見ても満点の星空
それで自分の涙だと分かった
赤司「っ…!」
泣く“俺”を“僕”は咎めなかった
いや、“2人”して泣いていた