第26章 ウィンターカップ〜桐皇VS誠凛〜前編
赤司「どうして電話も繋がらなかった?」
『ケータイぶっ壊れて…ついでにケー番とメアド変えたからな…』
もうこの質問に答えるのも定番だな…
赤司「僕がどれだけ…」
征十郎の顔は苦しそうに歪められていた
『それは“どっち”の征十郎が寂しがったんだ?』
俺の質問に赤司は驚いた様に目を見開いた
赤司「…両方だ」
『やっぱお前が1番脆いな?征十郎』
俺はポンポンと征十郎の背中を優しく叩く
赤司「僕にはお前だけだ」
『あー…はいはい。どうもありがとう』
依存ほど怖いものはないが、征十郎の場合は否定したら何を仕出かすか分からない