第22章 誠凛バスケ部誕生秘話
木吉は頷き、窓の外を見る
木吉「でも……お前らと3年間やりたかったな……リハビリだけではバスケをすれば再びダメージが蓄積していく。戻っても出来るのはもって1年らしい。結局一緒に出来るのは来年だけだ」
日向「そうか……しょうがねーな。じゃあ来年になっちまうか……日本一」
木吉は驚き日向を見る
日向「なんだよ?その顔は…俺達じゃ無理だって言うのか?」
木吉「えっいや……そんな……」
日向はふと屋上の事を思い出す
日向「そういや、屋上でもそうだったよな?あの時お前……」
木吉「全国大会に今年必ず出ます!」
日向「日本一になるとは言わなかった。リコの言葉にギクッとしたのも、つまりお前自身って事か。結局中学のトラウマをまだ引き摺ってるんだ。日本一を信じきれてねーのはお前じゃねーのか?」
日向はそう言い立ち上がり、窓まで歩く