第22章 誠凛バスケ部誕生秘話
伊月「なんだよー……。びっくりさせやがって……」
土田「入院なんて言うから、てっきり……」
木吉「今日一日だけだよ。来週の決勝リーグには治るってさ。大袈裟に騒いで悪かった」
全員安堵の笑みを浮かべた。ただし日向とリコを除いて
木吉の手は固く拳を作り、微かに震えていた
伊月「じゃ、また学校でな」
小金井「じゃーな」
木吉「あぁ」
全員帰って木吉は一人ベットの上で窓から差し込む夕日を見つめる
木吉の座っているベッドへポンッと缶コーヒーが投げられた
日向「たく……見え見えの痩せ我慢しやがって……」
木吉「日向……」
日向は壁に背を預け、座り込む