第20章 ウィンターカップ予選
それに気づいた桜井も今吉に聞く
桜井「遅……くないですか?異常に」
今吉「木吉はポイントガードのパスセンスを併せ持つ異色のセンターや。ディフェンスはそのどれが来るか予測せなあかん。謂わばじゃんけん勝負や。だが木吉はその大きい手でバスケットボールを鷲掴んで常人ならボールを離してしまうタイミングでも選択を変更できる。奴は見てから手を変える後出しの権利を持ってる。予測不可能と言うより、予測しても無意味なんや。」
鳴海はクソッと苛立つ
そして相手の手を見てから考えるなら、力付くで勝負を仕掛けた鳴海
日向「甘いぜルーキー」
木吉を技巧派センターと勘違いする人は多いが
木吉「舐めんな一年坊主!」
木吉はニコッと笑いボールを弾いた
木吉は単純にセンターとして強い
ただそれだけだ