第19章 少女のとある1日
『なぁ、テツ』
黒子「なんですか?」
『俺の笑顔嫌いって何だよ?』
片膝を立ててそこにコテンと頭を乗せるさん
火神「あー…俺もあるわ」
『大我もかよ…』
火神「なんつーか…貼り付けたお面みたいな笑顔が嫌いだ」
黒子「火神君と同じです」
僕達がそう言うと静かに目を下に落としました
『そうか…』
憂いを帯びた声に火神君は焦った様に立ち上がりました
火神「おっお前が嫌いなわけじゃねぇよ!」
『!ふっふふ、分かってるよ』
そう言って笑ったさんの笑顔は、僕達の好きな笑顔でした
黒子 side終