第14章 決勝リーグ
着替えて公園の時計を見ると第1Qが始まっている頃だ
『あー…なんて言い訳しようか』
納得してもらえそうな言い訳が思いつかない
『あー…行くのやめようかな…』
俺はズルズルと地面に座る
『でも今日大輝達とやる日じゃん…』
行きたいような行きたくない様ななんとも言えない気持ちが湧き上がる
ここからなら会場は遠くない
『…行くか…』
家を背負わせる身としては、どんな時も何があっても"約束"は守らないといけない為、会場に向かう
『あのクソ親父の事も何とかしねーと…』
憂鬱な気持ちのまま会場の中へ入った