第14章 決勝リーグ
『ケーキって食べ物で…和菓子で例えるなら…どら焼きみたいな奴だ』
「ほぉ!知らんかったわい!」
だろうな!
それでわざとだったら怒り狂うぞ
「は本当に着流しが似合うな!まるで男の様じゃ」
『いや、男として育てられたんだから似合わなかったら可笑しいだろ』
服に着られてる感は否めないが
『と…じっちゃん…悪ぃけどそろそろ…』
もう試合が始まっている
「もう少しダメかのう…」
『悪ぃな、じっちゃん。また来るから』
そう言ってスっと背を正す
『本日はありがとうございました』
それを見たじっちゃんも当主の顔になり頷いた