第36章 最終章
まあ…当然だよな
黒子「…嬉しいです」
『っ…こんな…こんな俺でもいいのか?』
黒子「さっきから僕の言葉聞いてますか?僕は さん。君が好きです」
仮面が剥がれる
ギュッと心がわしずかみにされる
『俺も“女”だったんだな』
黒子「今更何言ってるんですか?さんは“女の子”です。それもとても素敵な“女性”です」
ポロッと涙が流れる
隠していた心をテツは見つけてくれた
いつもそうだった。真っ直ぐに見つめられるその目が、声が好きだった
『テツ…俺もテツが好きだよ。ちゃんと“男性”として』