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バスケと男装少女
第36章 最終章
…誤魔化していた?
目まぐるしく“帝光”と“誠凛”に居た頃の記憶が蘇る
『…テツ…俺は俺を“誤魔化していた”』
黒子「はい」
『こんな“男女”を好きになる奴か居ねぇと、お前含めアイツらの優しさに甘えていたんだ』
もう…戻れなくてもいいのか?
自分を“騙す”事も“誤魔化す”事もしなくていいのか?
不安と恐怖が心を支配する
“嫌われないだろうか?”
それが怖いんだ
黒子「大丈夫ですよ。さん」
『……名前…初めて呼んでくれたな』
黒子「嫌…でしたか?」
嫌じゃない。嫌な訳がない
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