第36章 最終章
黒子「良いですよ」
僕が笑って了承するとさんは嬉しそうに笑います
この笑顔が好きなんですよね
いえ、さん自身が好きなんですが…
『サンキューな!早速行こうぜ!』
グイッと手を引っ張られて歩き出します
きっと“友達”だから、こんなに自然に手を繋いでくれるのでしょうね
黒子「どこの日本食に行くんですか?」
『あぁ、ここだよ』
そう言って画面を見せて来たのは、老舗の超がつくほどの有名料理店…
黒子「え…」
『あぁ…安心しろよ。俺が付き合って貰うんだから奢る』
僕の顔を見ながら笑うさん