第30章 ウィンターカップ〜陽泉VS誠凛〜
火神「(スゲー汗……当たり前だ、オフェンスではポイントガード、ディフェンスではセンター……一人二役こなしてるもんだ。それだけ木吉先輩は……)……」
『あ?どうしたんだよ?』
呼ばれた俺は大我の前に行く
火神「頼みがあるんだ……これ捨ててきてくれねーか?」
そう言って渡されたのは辰也と兄弟の証しとして持っていたリング
『……は?』
それに俺とテツは顔を見合わせる
そして大我の真剣な表情を見て、俺も真剣になっていく
『いいのか?辰也との大切な思い出の……』
火神「いいんだ、持ってても俺には未練でしかねー。それにタツヤとの過去とお前らとの未来じゃどっちが大切か何て決まってらー」