第7章 海常高校と練習試合〜その後〜
『あぁ、よろしく』
握手を交わして腕時計を見る
『うわ、ヤベぇ!そろそろ行かないと怒られる!じゃあな、真太郎。涼太。高尾』
行こうとするとケータイが鳴り響いた
『ゲッ…』
ディスプレイにはテツと表示されていた
『あ〜…もしもし?』
黒子《もしもし、さんですか?今どこですか?監督が早く帰ってこいと怒ってますよ》
『あー悪ぃ、ちょっと話が弾んで…今から向かうから。監督にそう伝えといてくれ』
黒子《分かりました。なるべく早く来てください》
少し拗ねた様なテツの声に小さく笑い、分かったと頷いた