第1章 鬼龍/攻防戦
「束間、生きてるか?」
「生きてます…」
一緒にシャワールームに入ったものの、よく考えりゃ洗うくらい1人の方が良かったかもしれねぇ…つか、座らせたら束間の股から俺の出した精液が溢れてる。
「洗えそうか?」
「…多分」
「……ついでだ。一緒に済まそう」
「……ごめんなさい」
「いや、俺もやり過ぎた…」
とりあえず先に自分の身体をさっさと洗うと束間の身体を洗った。束間は洗うたびにまだ余韻が残ってるから身体が反応するのを必死に耐えていた。そして束間のまんこから自分が出したものを掻き出す時が難儀だった。
「はぁ、あ…んっ…」
声を必死に抑えて、拳を握りこむのを見ていたらさっきみたいに鳴かせたくなる。
「らめぇ…ごめんなさぃ…」
「謝んなくていいから…もう任しとけ?」
「や、らめぇっ、はぁんっ、とまらにゃい…」
抑えようとしても束間の身体は正直に反応する。束間は潮吹きをしながら俺の精液を垂れ流してイってしまった。イったら最後、精液を掻き出す度に潮を吹いていた。
「はぁ…はぁ…」
「束間、帰れ…ないよな?」
「うん…どうしよう…」
「着替えはあんのか?」
「一応仕事上持ち歩いてはいるけど…」
全部掻き出した頃には束間は更に帰るに帰れない状態になった。さすがにここまでになるとは俺も束間自身も思ってなかった。
着替えや荷物はシャワー室に入るときに楽屋から2人分回収したから着替えまではどうにかなったが、束間をこのままにしたら、どっかで食われちまうのが目に見えていたから俺の家に連れて帰ることにした。
「家に泊まるか? こっから歩きで行けるし」
「いや、それはダメです。悪いです…」
「送るにしても場所がわかんねぇし、電車は難しいだろう」
「うっ、たしかに…」
「仕事が終わればなんもしねぇから安心して休んでいけ?」
「……お世話になります」
こうして束間から承諾を取り付けて、俺は束間を抱えて家に帰った。