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絡み合う糸。
第1章 好きなのに。
「帰ろ....」
これ以上この場所にいたら
どうにかなってしまいそうだった。
早く家に帰らなきゃ_________。
勢いよく振り向いた時、
いつからそこにいたのだろう...
男の子が立っていて、私のことを見ていた。
この人は確か...
隣のクラスの中島健人くん。
サッカー部の練習風景の撮影をするときにいたはず。
涙...見られてしまったかな?
なんとなく気まずい雰囲気になってどうしようか迷っていたとき、
彼が口を開いた。
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