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絡み合う糸。
第4章 約束。
自転車を押す風磨と並んで歩く。
この茜色の空の下。
2人で帰るのは久しぶりだった。
「咲子さ...明日暇?」
「あ...えーと...用事ある...」
さっき健人とした約束だ。
「そっか...」
風磨はなんとなく寂しそうな声で言った。
「どうして...?」
「ん?なんでもない」
風磨は本当になんでもなさそうに
でも少し寂しそうに
微笑んでいた___________。
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