第4章 約束。
「ねぇ…してもいい?」
私を抱きしめたまま
甘い声で聞いてくる彼。
「だめ…人来ちゃうじゃん」
「今授業中だよ?」
あ…まだ一時間目だっけ…
「いいよね…?」
健人はやっぱり優しく微笑んで
唇をかさねた。
「んんっ…」
どんどん深くなるキスに
たえられなくなっていく私。
知らぬ間に
時間はすぎていく__________。
キーンコーンカーンコーン
「あら…もう時間かぁ」
一時間目終了のチャイムが鳴った。
「明日さ…俺ん家来なよ」
「大丈夫なの?」
「もちろん!じゃあ詳しくはメールする!!」
「うん!!」
そうだ。メアド交換したんだよね…
本当の本当に
こうしてると、彼氏と彼女みたいで
嬉しくなる自分がいた。