第1章 2人の時間
高嗣「こうやってと散歩するの、久しぶりだね」
突然が散歩しよって言ったから、オレンジ色に染まった川沿いを2人並んで歩いた。
「見て見て!こうしてみると高嗣と私、同じ身長だよ!」
高嗣「ほんとだ。でもは小さいから、俺の腕の中にすっぽり収まっちゃうんだよね。ほらね(笑)」
こうしてぎゅって抱き締めてあげると、の温もりが伝わってくる。
「もぉー、また小さいって言うー」
頬を膨らませ俺の腕の中でジタバタするけど、余程居心地がいいのか抜け出そうとはしないんだよね(笑)
こんな些細な幸せをくれるがいるから、今の俺がいる。