第1章 あたふたさせたいお姫様
「玲奈さんおはよう」
「おはよう、佐助くん」
そう言いながら私は褥の中で振り向き佐助くんと向き合う。
「好きな人がこうして布団の中で朝からおはようって言ってくれて俺は幸せ者だな」
う… そんな台詞朝から聞かせるなんて私をキュン死にさせる気ですかか??
「ふふっ聞こえてるよ。本当に玲奈さんは、かわいいなぁ」
「き、聞こえてたの?!恥ずかしい…」
私は顔をリンゴのように赤らめて俯く。
「だーめ、君の照れた顔もっとみせて」
俯く私を見つめながら唇と唇が重なる
最初は啄むようなキスだったけど段々激しくなってくる
「んっっ!ひゃ しゃすけくん…」
「あ、君が可愛すぎてもう少しで理性が飛ぶところだった。」
かぁぁぁっと顔が熱くなる。
もうっ…さらっとした顔でそんな事言わないでよ…
「ふふっ 続きは今夜ね…」
「も〜!!」
ポカポカ佐助くんを叩き、私たちは褥を出て支度をした。