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promessa

第4章 想起2



「俺が連れてきたんですよ」

蔵馬が代わりに答える。
飛影がキッと蔵馬を睨むと

「飛影!蔵馬さんを責めないで!私がどうしても行きたいって言ったの!蔵馬さんだって最初は反対してたんだから」

話によると優愛は飛影が蔵馬と一緒にいるのを偶然見たらしく、蔵馬に問いただしたという。その時押しに押された蔵馬は、ぼたんたちの所へ優愛を連れて行き飛影には秘密で一緒にここへ来たのだと。

「ミサンガは優愛さんから貰ったものだったんですね。まさか飛影に彼女が出来ていたとは」

蔵馬は口元を押さえ微笑んでいる。
それに対して飛影は面白くなさそうな顔をした。
一方優愛は彼女と言われ頰を染めている。

「あっ私、雪菜ちゃんと話したよ!友達にもなったんだから」

もちろん飛影が兄だとは言ってないと小さくつけたす。
そして続ける

「見守るつもりだったけど飛影が倒れた途端、いてもたってもいられなくなって降りて来ちゃった。」

「全くお前は……」

怒り半分呆れ半分の飛影。

そしてこの後暗黒武術会は無事幕を閉じるのであった。
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