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promessa

第4章 想起2


暗黒武術会が始まってミサンガのことを幽助や桑原にも気付かれる。

「なんだオメーそんな趣味あったのか?」

「ハハハハハ女子みてぇ!」

「ダメですよ、からかっちゃ」

と宥めつつも蔵馬も笑っている。
飛影はそんな三方にイラつきながらも無視を貫いた。

そして黒龍波を撃つ際に右手首のミサンガが燃えてしまう。
飛影は、その時強く優愛を想う。
数多の戦いの後、緑色のミサンガも死守しようとしたが切れてしまった。
己の未熟さに自責の念を覚える飛影。
戦いの最中ミサンガは失っても優愛のことは決して忘れなかった。

優愛が待っているから

優愛が俺のことを信じて待ってるから

俺は絶対負けるわけにはいかないんだ!

飛影は自分にあんなに温かい愛情くれた優愛へもうすでに特別な感情を抱いていた。

そして武威戦後にて眠りに着いたとき
優愛の夢を見ていた。

声が聞こえる。

飛影、

お茶入れるから待っててね飛影。

ほらお菓子もあるから起きなよ。

「飛影」

「!!!?」

優愛の声がリアルになり慌てて目を覚ます。

「起きた?」

飛影は自分の目を疑った。
ここにいるはずのない優愛が笑みを浮かべ目の前にいる。
おまけに膝枕してもらっているどうやら前髪を弄られていたみたいだ。
まだ夢の中なのだろうかと辺りを見渡すとちゃんと現実だと確信する。

「優愛!何故ここにいるんだ!」

嬉しいはずなのに怒鳴ってしまう。
そうだこんな危険な場所に来て欲しくなかった。



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