第1章 もう1人の私
放課後私はテニス部のマネージャーとして入部した。
まさかあの猿……堀尾までテニス部なんて知らなかった。
みんなのドリンクを作ったり乾先輩と乾汁を作ったり楽しかった。
けど、それも終わって帰宅すれば楽しい時間は終わった。
「ただいま」
私はそう言ってドアを開ける。
香水の匂い。
あ、お母さんが仕事に行く時間…
私も直ぐに準備する。
「紫苑妹やお姉ちゃんの為に稼ぐのよ」
違う。
血を繋がってない妹やお姉ちゃんの為に稼ぐんではない。
借金の為…。
ずっと返してたけどまた増えていく。お母さんも血の繋がってないお父さんも物を買っては借金しての繰り返し。
はぁ。
私は溜息が思わず着くと
ひゅんって物が飛んできた。
「なによ溜息なんて付いてあんたみたいな子産まなきゃ良かったわ!!」
また機嫌を悪くさせてしまった。
私は鏡を見て当たった所に傷が付いてないか見た。
もし傷になってたら売り物にならないからね…。
鏡を見て大丈夫って心の中で言うと
「お母さん準備出来たよ」
そう言ってお母さんと一緒にまた夜の道に向かう。
今日はおっさんだけ。
良かったとほっと胸をなでおろした。
「早く行って」
その言葉で私ははホテルに向かう。
いつも通りに相手が果てるまで待つ。
可愛いねとかおっぱいデカイねそう言われながらおっぱいは揉まれる舐められる。
けれど私の体は全く反応しなくて、適当に喘いではいるけど濡れもしなくて。
慣れた手つきでローションを使い相手が終わるのを待った。