第3章 姉と私。
とりあえず私は浜辺に来た。
私の中の私そう紫苑も浜辺が好きだったのを思い出して。
波の音。
これだけで私は癒されるし。べつに紫苑に戻っても大丈夫じゃないかなって思ってしまう。
「五十嵐さん!」
遠くから不二の声が聞こえる。
あー。この慌てっぷりそうか姉が来たんだなって私はぼんやり見る。
「五十嵐さんの姉が見えたんだけどどうしたら…」
「私は身体を傷つけたくないから逃げるつもりだよ
だから不二くん達は何もしないで欲しい
ずっと見守ってて欲しいこれからもこの先も……」
私はそれだけ言って立ち上がり、スカートに着いた砂を振り払った。
そして私は逃げる様にその場を去ろうとした時
「五十嵐さん…逃げないで立ち向かおう
僕達心配してるし、少しでも僕達のマネージャーだったよね」
そう言って目を見開く不二先輩。
その言葉を聞いて私は倒れた。
倒れたというか私はもう要らなくなったのだ、不二先輩のお陰で。
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目が覚めた長い間寝てた気がする
ううん、長くはない多分2時間とか?けど私にとってそれは少しでも楽になった