第3章 姉と私。
「あ…す…すいま……せん」
震えながら一つ一つ言葉を口にする。
目の前にはびっくりする不二先輩。そして震えてる私。
悲しそうで寂しそうな顔を見ると本当にすいませんしか言葉が出ない。
傷を見ようとしただけなのに私は何をやってしまったのだろう。
そう思ってしまった。
「僕が触ろうとしたのが悪いんだねごめんね」
そう言って寂しそうな顔をする不二先輩。
私は必死に首を横に振る。
違うの不二先輩は悪くない。悪いのは私なのに…
「救急箱置いとくから自分でちゃんと消毒する事
それと朝6時に僕は練習で出て行くから好きな時に部屋を出て行って良いからね」
そう言って目の前に救急箱を置かれ不二先輩はベットに入って行った。
私がダメな人間でごめんなさい…。
明日からまた笑顔になるから。
お姉ちゃんの応援も明日からするから今は甘えていいですか?
私は消毒をしてソファーに寝っ転がり静かに眠りについた
どれくらい寝たんだろう…起きたら不二先輩は居なくて空は明るくてスマホの時間を見ると朝の八時。
沢山寝れたみたいだ。
LINEの通知が1来てる私は開く。
ガシャンッッ
メッセージを見てついスマホを落としてしまった。