第2章 合宿
「ごめん…」
リョーマくんはそう言って立ち上がり私から離れようと背中を向けた。
寂しい。行かないで…そんな事言いたいけど私はそんなの言えず、黙ってリョーマくんを見てた。
「みんな呼んでくる」
そう言ってくれたけどもうすぐ日が落ちていく。
私じゃない私が出てくる番。仕事でもないのにきっと出てくる。
だって私は夜なんか来なきゃいい。ずっとそう願ってたから。
「大丈夫…だよ今は1人がいいです」
私がそう言うとリョーマくんは何も言わず私の傍を離れて行った。
これで大丈夫。とりあえず1人になりたい…。
もーすぐ私じゃなくなる……
仕事ないのにどうするんだろう私……
そう思ってたら意識が遠くなってきた。
ーーーーーーーんー今日は仕事ないのか
私が出る幕でもないんだけどなぁー…さてと身体を売らなくてもいい
なのに私が出てきたということは私と言う私を知って欲しい助けて欲しい。
心の中できっとそう思ってるはず。
なら私は助けてあげたいと思う。私自信を
携帯を開きとりあえず昼間に過ごしてた記憶を思い出す。
「これでいいかー」
とりあえずLINE開き不二先輩と書いてある所をタップしてLINEを送った
私は紫苑ではなくてルナ新しい私ってのを教えなきゃな