第2章 合宿
おねぇちゃんの運転で帰る。
その時はほんとに事故るんじゃないか?ってぐらい運転はめっちゃ荒かった。
私は1人でビクビクしながら一緒に帰った。
家の中に着くとお母さんは寝ていた。
そりゃあ、夕方から仕事だもんね寝るよね…
そう思ってたら
バンッッー…。グーパンが飛んできた。あまりにも一瞬過ぎて私は思わず何が起きたか分からなくて姉上を見た。
「人の好きな人って分かっててあんなにイチャイチャするの?!
まじありえないんだけど!!ヤリマンの癖に!!」
…。そうだ、借金を返すってことで体を売ってる
それとは他に今までの男も体の付き合いが多かったから言われて当然だ。
だから私は何も言わず黙って殴られた。殴られ続けた。
おねぇちゃんの気が済むまで……。
「もういいよ紫苑好きにすればいいわ覚えてなさい」
そう言って終わった。
私は立ち上がり鏡の前に立った。顔は血だらけで色々切れててこれは仕事所じゃないし…学校にも行けないってのは分かった。
家に引きこもろう…そう思ってたのに
「紫苑あんた顔が傷だらけでキモイし見たくないから家から出て生活してくれない?お金も稼げないし要らないわ」
そう言ってお母さんに言われた。
私は寂しくも何も感じなくそのまんま家を出ていった。