第1章 もう1人の私
「私の事嫌いなのかにゃー?」
そう言ってリョーマ君の頬を撫でる。
すると赤面始めたリョーマ君
「五十嵐待って……ど、どうした」
あたふたするリョーマ君
可愛いな…食べちゃいたいって思わず思う。
「私と離れたいのかなーって思ってね」
シュンって寂しそうな顔をするとリョーマ君は
あれ?って言い始めて
「五十嵐性格変わった?むしろ五十嵐じゃない気がする
だれすか」
…あー。バレちゃったかって心の中で思って、リョーマを支えてた手を退けて普通に座ると
「私は五十嵐紫苑であり五十嵐紫苑では無い
簡単に言えば二重人格なんでこうなったかは本人に聞かなきゃ簡単には話せないからねしばらくほっといてくれたら元に戻る…ただ私の傍にずっと居たら…襲うよ?」
舌をペロって出して微笑む紫苑。
「ほっといてくれって言われても…1人には出来ないっすよ
また倒れたら困るっす」
そう言ってリョーマ君は傍に座った。
「ふーん、ねぇここってオートロックのホテルだよね外からは開けれない男女居るからね何かあるか分からないって事でオートロックホテルにしたんだっけ…ふふふ」
そう言って紫苑は笑うとリョーマの頭を撫でた。