第4章 「作戦と再会」
~カルツ~
次の朝になり、俺達は朝食を食べ終えフロトさんの居る所に向かった。
フロトさんの居場所は、そんなには遠くはない。
ノックして扉を開ける。
そこには、レートさんとフロトさんがいた。
俺達は、お互いに挨拶をして作戦会議を始めた。
「それでは、始めよう。相手は、あのベレスの組織メンバーだ。腕は、相当な者ばかりだ。」
「とりあえず、俺とカルツはフロトさんを守ってりゃいいだろ?」
ジンが、そう言ったのだった。
俺は、頷くとフロトさんが言う。
「レートとルカちゃんで、少し調べて欲しいものがある。」
「?なんですか?フロトさん?」
ルカは、首を傾げてフロトさんに聞く。
フロトさんほ、微笑みレートさんの方を見て言う。
「詳しい話は、レートから聞いてくれ。後は、頼む。」
「わかりました。では、行ってきます。ルカ様、それでは行きましょうか。」
ルカは、頷いてレートさんの後に付いて行く。
俺とジンは、お互いの顔を見て首を傾げる。
その様子からフロトさんは、少し笑っていた。
「それでは、作戦会議と少し奇妙な話をさせてもらうよ。」
フロトさんの真剣な表情へと変わった。