第2章 「始まり」
~ジン~
ある一部のカメラには、4人の黒いコートを着た謎の人物が映っていた。
俺達は、ジッとカメラを見ていた。
「ホントに、来やがった!!」
俺は、声を張り上げる。
「やはり、来たか。」
冷静な口調で言うフロトさん。
立派なスーツ姿をしている。
本当に生きていたのだった。
カルツが、フロトさんに向き合って言う。
「フロトさん。あの人達は………一体?」
フロトさんは、数秒黙ってそして、ゆっくりと口を動かす。
「そうだな。君達にも言っておくか。そうだな………アイツらは────。」
「そこまでです。」
フロトさんが言おうとした時、言葉を遮られた。
そして、黒いコートを着た謎の人物が、2人が姿を現した。
俺とカルツは、武器を構える。
レートさんやフロトさんは、驚いていた。
「目標(ターゲット)、発見シタ。攻撃ヲ開始スル。」
俺は、ルカに向かって声を張り上げる。
「ルカ!!俺達がここを引き受ける!!お前は、早くフロトさん達を安全な場所へ!!」
「う、うん!!わかった!!」
ルカは、頷いてフロトさん達と逃げ出す。
謎の人物は、舌打ちをする。
俺は、ニヤリと笑い………。
「カルツ。準備はいいか?」
「あぁ!いつでもOKだ!」