第2章 「始まり」
私は、ビドに近づき右腕に自分の手を近づかせ………………。
手が光始めた。
数分後、光が徐々に小さくなっていた。
治療が、終わる合図だ。
光が完全に消え………ビドが軽く右腕を回す。
「流石、『治癒能力』が働いていますね。とても、助かります。」
その言葉を無視し、ビドの頭にも手を近づけせ、光らせる。
また、これも数分で消える。
それぞれ、包帯を取る。
完全に、傷が塞がっていた。
息を吐き、ビドから離れ背を向ける。
その時………。
何かの気配に気づき、かわす。
何かは、壁にぶつかった。
その部分だけ、濡れていた。
私は、ビドを睨み付ける。
「流石………不意打ちは、効きませんか。」
残念そうに言う。
ビドの『能力』………『水』だ。
ライドとビド………2人の組み合わせは、良いと聞いた。
(………久しぶりに、会って………これか……。)
私は、そんな事を思っていた。