第1章 「取り戻し」
「………私…ミラド・キルは………。ガジル・テレーを、守る事を心から誓う。」
俺は、その言葉にフと笑って……。
「俺、ガジル・テレーは…………。パートナーである、ミラド・キルを守る事を誓う。」
俺の言葉を聞いて、ミラドは部屋を出て行った。
俺は、息を吐いた。
誓ったのは、いいが………………。
俺は、歯を噛み締めた。
(………パートナーとしてではなく……。俺は………。俺は………。ミラドを…1人の女として、お前を守りたい……。………俺は……ミラドの事を………………好きなんだ。)
俺は、夜空を見ていた。
この想いが………いつか届く事を願って……………。