第6章 「明日という希望」
『金』それは、お互いの心が通じ合った時に、起こる色だった。
それを証拠に、私とカルツの心が通じ合った。
信じる心………。
私達は、剣を構える。
「カルツ……。」
「あぁ…。終わらせよう………。全てを……。そして…………。」
「「帰ろう……。私達/俺達の家に!」」
私とカルツは、同時に動く。
それはまるで、鏡に写っているみたいに私達は、同じ動きをとる。
その行動によって、ベレスは一瞬戸惑いが見えた。
私達は、同時にベレスに攻撃をする。
当たった感触は、なかった。
ベレスは、私達の攻撃をかわしたのだった。
だが、ベレスの表情には先程の余裕の笑みはなかった。
「……貴様ら……。」
「俺達の力を嘗めるな。」
「私達の『想い』が強い程、剣も強くなる。」
私達は、ベレスを睨み付ける。
そして、私達の剣は強い光を放つ。
それも目を開けられない程に……。
「「私達/俺達は、絶対に負けない!!」」
その瞬間、剣は解き放たれた。
剣から光の縄が、出現しベレスを捕らえようとする。
勿論、ベレスは抵抗する為『闇』を発動させる。
だが、私達の『光』は『闇』を呑み込む。
そのまま、ベレスを捕らえる。