第6章 「明日という希望」
俺は、シードの話を全て話を聞いた時、冷や汗が止まらなかった。
「ハルツ………が……生け贄…。そんな…………馬鹿な………。」
俺は、弱々しくそう言った。
これで、全て納得した。
アクチ達のペアが、通した理由も…………。
真実を知った時、ベレス………親父に失望したみたいだった。
そして、親父を裏切るみたいだ。
俺は、歯を食いしばってシード達に、背を向ける。
「親父は……………母さんだけじゃなく………ハルツも殺すのか………。そんな事、俺が許さねー………。クソ親父ーッ!!」
俺は、叫び親父の向かった先へ走り出した。